
来院されている方に教えてもらい読んでみました!
“皮膚感覚の不思議 「皮膚」と「心」の身体心理学”
2006年発売の12年前の書籍になりますが
個人的には面白い内容でした!
“触れる!” “痛い!” “痒い!” “くすぐったい!”
“気持ち良い!” “皮膚感覚と心”の6章で構成されています。
“皮膚感覚”は、熱い、痛い、気持ちいい、など
生きていく為に必要で早い段階に備わっている“原始感覚”と
初めて出会った物を意識的に触り、その特徴を認識する
“識別感覚”の2つに分けて考えられています。
この感覚がしっかり働くことで、触った物が嫌な感触だと
咄嗟に手を引っ込めたり、気になる物体を触ってみて
重さや硬さなどを調べたりできる、とても重要な感覚です。
これらの事柄や、脳までの伝達経路などが詳しく書かれていたり
“人は掻くことでストレスを緩和しているかも”
“くすぐったさは生まれつきでなくコミュニケーションで学ぶもの”
“幼少期の親子のスキンシップは心の健康にも影響を与えている”など
興味深い内容がたくさんあり、皮膚感覚の大事さが伝わってきます!
著者の“山口 創”先生は他にも多くの書籍を出されていますので
また合間を見て読んでみようと思います。