
先月、どうしても観たい作品があり
“シネリーヴル神戸”さんに行ってまいりました!

このブログを見られている、マニアな皆様(笑)は御存じかと思いますが
僕の大大大好きな“フランソワ・オゾン”監督の最新作です!
今回、自身初となる実話を基にした作品であり
しかも、上映差し止めを訴えられた話題作となっております。
知っている方も多いかと思いますが、その題材が現在も裁判が続いている
“プレナ神父事件”であり、その神父から訴えられたとの事です。
その事件とは、プレナ神父が教区を変え長年にわたって、信者家庭の少年達に
対して性的暴力を行ったとされる、非常にショッキングな内容です。
当初はドキュメンタリーで考えていたそうですが、
被害者の方達と話す事で望むものや自身に出来る事を考慮し
フィクション作品にする事に至ったようです。
今作は実際の話を扱っていることもあり、オゾン監督の特徴的な
幻想的で刺激的かつスタイリッシュな部分を排除されてたように思います。
監督が被害者の方達に寄り添い、この事実をしっかりと伝える事で
鑑賞者にも、事件に対して向き合ってもらいたいのだと思いました。
役者さんも大変だったと思いますが、本当に素晴らしく演じられておりました。
時間が早く感じる様に引き込まれ、色々と考えさせられる作品です。
多くの方に観て頂きたいと思います。