
『つむじまがりの神経科学講義』
アート系の書籍ばっかりですよね!とご指摘を受けましたので
久々に、身体に関する書籍でもご紹介を!(ちゃんとお勉強してますよ 笑)
阪大の名誉教授である“小倉明彦”先生が、神経科学のエンターテイメントに
挑戦された、一般の方にも読みやすく書かれた一冊です!
前半部分は御本人曰く、解剖と生理学をちょっとだけとの事ですが
基礎的な知識は必要ですが、イラストも込みで非常に分かりやすく
書いております。そして後半部分は、御自身の研究テーマである“記憶の仕組み”
諸所あり、大学では定説でしか語れなかったことを、こちらの書籍では
自説を語って頂いており、これが非常に興味深く面白いんです!
海馬への高頻度の刺激で、シナプス結合が増強する“LTP”や
その“LTP”を長引かせるのに成功した“RISE”
それに加え、認知症やPTSDの事などなど、当然の如く一回読んだだけでは
まったく理解できておりませんので、繰り返して読んで強化したいと思います!